[メイン] GM : 準備いいか教えて

[メイン] ロック : OK!

[メイン] GM : 出航だァ~~~!!

[メイン] ロック : 出航だァ~~~!!

[メイン] GM :

[メイン] GM : □冒頭:あてんしょん

[メイン] GM : 探索者が目を覚ますと、そこは
白い空間であった。白い壁、白い机、
白い椅子、白い本棚、白い額縁

[メイン] GM : ──いいや、そこにひとつだけ、
白い机の上に一丁の黒いレボルバーが
存在していた。

[メイン] GM : 『おはよう、探索者。』

[メイン] GM : 探索者の耳に届くのは機械とは
程遠いが、聞き取りにくい僅かに
人とは思い難い声が聞こえてくる。

[メイン] ロック : 「……う」

[メイン] ロック : 頭を振りながら、額に手を当てて。

[メイン] ロック : 「……ここは?」

[メイン] ロック : 眼前に広がっているのは白、白、白、そればかりが目立つ空間。サナトリウムにしたって、これだけ神経質に『白』で揃えたりなんてしない。

[メイン] ロック : 挙句……唯一刺し色の黒が、拳銃だなんて。

[メイン] ロック : 「……良い趣味だな」

[メイン] ロック : 苦笑しながらそう呟いて、眉を顰める。

[メイン] GM : 声は語る。
『君にはAを探してもらいたい』

[メイン] GM : 声は訴える。
『Aは何処かに隠されている』

[メイン] ロック : 「……A?」

[メイン] GM : 最後に、声は求める。
『そして君にはAの答えを解いて欲しい』

[メイン] GM : それっきり、声は聞こえてこない。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 考えを巡らせる。
救助を待つ? 誰の?
脱出する? どうやって?
夢と決めつけてもう一度眠る? 悪くないが。

[メイン] ロック : 「……趣味じゃないな、それこそ」

[メイン] ロック : パンと両頬を叩いて気合をいれてから、「よしっ!」と一人で呟いて。

[メイン] ロック : 「やってみようじゃないか」

[メイン] ロック : 「探し物は……嫌いな仕事じゃない」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : まずは周囲を観察してみたい。技能無しでわかる範囲を教えてもらえるか?

[メイン] GM : ──さて、ぐるりと見渡せば、
この部屋はとても単純な白い部屋。
机の前には椅子。椅子の背後には本棚。
左の壁は白く、右の壁には額縁がある。

そこはまさに真っ白な、部屋。

[メイン] GM : どことなく視線を感じるような気もするが、それ以外には何もない。

[メイン] ロック : 「……まずは順番にみていくか」

[メイン] ロック : 絵画、椅子、本棚、机、銃、そして壁と床をそれぞれまずは技能無しで見て回る。

[メイン] ロック : それぞれ教えて欲しい。

[メイン] ロック : 天井も何かあったら知りたい。

[メイン] GM : ふむ……あっさり見て回るということで?それともそこそこ頑張って見てみる?

[メイン] ロック : まずはさっとでいい。

[メイン] ロック : ダイスを振らない範囲でわかることを教えてくれれば十分だ。

[メイン] GM : ダイス無しでも詳しく見れば情報は出す……けども、そういうことならまずさっくりと教える

[メイン] ロック : そうか、じゃあ手間になるし

[メイン] ロック : 詳しく見て回るよ

[メイン] GM : うわ!ありがとう!

[メイン] ロック : こっちこそ助かる!

[メイン] GM : じゃあまずは絵画から教える

[メイン] ロック : ありがたい

[メイン] GM :





[メイン] GM :


よく目を凝らして確認するが、
特に際立って目立つモノは何もない。
白くて華奢な額縁の中に収められた絵は
原色の青のみで塗られている…。

[メイン] GM : もし探索者が絵心や作品を作るのが得意なら
此処には何を収めたであろう。
心の隅で考えてみたかもしれない。

[メイン] GM : 額の下には『かつて青は中にいた』と
刻まれているプレートが一枚。
探索者だったらどんなタイトルをつけるだろうか。/

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「……青、か」

[メイン] ロック : 真っ白な部屋に青。青空……?
流石に安直か?

[メイン] ロック : 「まぁいい、まずは情報を集めよう」

[メイン] ロック :  

[メイン] GM :




[メイン] GM :


白い椅子の背もたれから、
椅子の脚にかけて薔薇(イバラ)が
蔓を伸ばしている。背もたれには
ゴシック体の文字が刻まれている。

『追伸、Aにとって不幸中の幸いでした』

[メイン] GM :                ぱ
                

               き
                ん

[メイン] GM : パラパラ、と、薔薇のトゲが蔓から落ちる。
無動作に、意図せず、自然に。

[メイン] GM : そして──

[メイン] GM : 『…、──ッ…!!!』

[メイン] GM : 遅れて、声にならない、声になっていない
何かが耳を突き刺す様に
椅子後部から勢いよく響き渡った。
それは強く胸を(呼吸を)締め付けた(何故か)
そしてまた(また?)胸を痛める(どうして)

[メイン] GM : 探索者は自分でありながら
自分ではないような感情の起伏に
戸惑いと苦しさと理解のできなさを感じ
嫌な汗をかくことだろう。
【SAN値チェック:1d6/2d6】

[メイン] ロック : CCB<=55 (1D100<=55) > 83 > 失敗

[メイン] ロック : 2d6 (2D6) > 6[5,1] > 6

[メイン] ロック : いってぇ!

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 55 → 49

[メイン] GM : アイデアどうぞ

[メイン] ロック : CCB<=70 しっぱいしろ! (1D100<=70) > 1 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] ロック : 🌈

[メイン] GM : 🌈

[メイン] GM : クリだし好きな狂気選んでいいよ

[メイン] ロック : うわ! ありがとう!

[メイン] ロック : 金切り声上げよう、これなら一人だからそんなでもないし

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「う、うあぁあぁあああぁああ!!!!!」

[メイン] ロック : 絶叫しながら尻餅をついて、胸元を片手で握りしめる。

[メイン] ロック : 「な、なんだ、何だ今のは!? 俺は、俺は……いや……!?」

[メイン] ロック : 「俺、俺じゃないのか……俺なのか……!?」

[メイン] ロック : 分からない、何も分からない、分かったことは声なき声(誰の?)が確かに聞こえたという事だけだ。

[メイン] ロック : それだって自分しかいないんだ、主観判断しかできない。幻覚? いいや、違う、断じて違う、それだけはわかる。

[メイン] ロック : バクバクと胸の動悸がうるさい、いっそ止めてやりたくなる。今だけは自分の肝の小ささに心底嫌気が刺す。

[メイン] ロック : 「く、クソ……!!」

[メイン] ロック : 誰に対してついた悪態だったのか、それすら判然としないまま、立ち上がった。

[メイン] ロック :  

[メイン] GM :




[メイン] GM :

一冊だけ、背表紙が薄灰色の本があった。
背表紙にはゴシック体の文字で
『花と色彩に関する関連性について』
と書かれている。

[メイン] GM : …そういえばこの部屋は白いが、
所々色が見え隠れしていると感じる。
何かを暗示しているのであろうか?/

[メイン] GM :




[メイン] GM :


『──公言、Aは僕の尊敬でした』


書いてあるのはおぼつかない青い文字だった。滑る様に机を見渡して、
ようやくみつけたよれよれの文字であった。

[メイン] GM :                ダ
                ァ


               ン

                ッ

               !!

[メイン] GM : ──からん、からから…

     から、…ん……

[メイン] GM : 探索者は発砲音を聴く。
机の上のリボルバーは煙を吐いて、
机の上にあったはずな文字は消えて、
机の上に書かれていたものは変わる。

[メイン] GM : 『密告、
            Aは

      奪う
         に

      飽き足らなかったんだ』

[メイン] GM : 赤黒い液で乱暴に書かれた。

[メイン] GM : この文字からは抑えきれない怒りを感じるだろう。
【SAN値チェック:1/1d3】

[メイン] ロック : またかよ!

[メイン] ロック : CCB<=49 SAN (1D100<=49) > 92 > 失敗

[メイン] ロック : 🌈

[メイン] GM : 🌈

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 49 → 48

[メイン] ロック : 「こ、今度はなんだ……!?」

[メイン] ロック : 流石に先ほどのように取り乱しはしない、それでも、理解を越えた『何か』の存在が脳裏を過ぎり、嫌な汗と、この理不尽な状況に対する怒りがふっと胸に湧き上がってくる。

[メイン] ロック : 思わず何かを蹴り飛ばしたい気分だったが……自分の頬を強かに打つだけで我慢しておく。

[メイン] ロック : 「……煙草でも吸いたい気分だ」

[メイン] ロック :  

[メイン] GM : また、机の角にひっそりと、小さな青い文字が書いてある。


『そんなことないもん』

[メイン] GM : アイデアを振るように

[メイン] ロック : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 17 > 成功

[メイン] ロック : よしよし

[メイン] GM : 赤黒い液の文字と青文字は手癖が違うように見える。/

[メイン] ロック : ふむ

[メイン] ロック : まぁ次だ、後は銃と天井、壁、床か

[メイン] GM : では、銃だね

[メイン] GM : 真っ黒のペンキで塗られたような銃。
なんでこんなものが此処に、と思うと同時に
探索者は此処にあるべきではないと感じたか。

[メイン] GM : 銃の側面に文字が刻まれている。


『事実、私は目の前の存在を殺したい』

[メイン] GM : 銃の側には空の銃弾がひとつだけ落ちている。
おそらく既に一回、撃ち放たれたのだろう。/

[メイン] ロック : さっきの一回?

[メイン] GM : どうだろうな~

[メイン] ロック : まぁいいか

[メイン] ロック : 壁と床と天井を頼む

[メイン] GM : 天井には何もないことをお伝えする

[メイン] GM : そのうえで壁と床だね

[メイン] GM : 壁から行くよ

[メイン] ロック : よろしく

[メイン] GM :





[メイン] GM :


『申告、Aとは誓い合いました』


書いてあるのは華奢な白文字だった。
上から下に流れるように白い壁を見て、
よく目を凝らしてみることで
ようやく探索者がみつけた文字だった。

[メイン] GM :                ダ
                ァ


               ン

                ッ

               !!

[メイン] GM : ──からん、からから…

     から、…ん……

[メイン] GM : 探索者は発砲音を聴く。
そして、華奢な文字を撃ち抜くと、
壁は壁は、綺麗な白い肌を滑り落ちるように
赤黒い液体をゴポリと、音と同時に壁に
楕円に開いた穴から零し出した。

[メイン] GM : まるで、そう、それは
白く美しい肌を撃ち抜いた様に。
赤は止め処なく溢れていく。
まるで息をしてるかの様に、ゆったりと。
【SAN値チェック:1d3/1d6】

[メイン] ロック : CCB<=48 SAN 死体みるよりやべぇSANチェックばっかりだ! (1D100<=48) > 8 > スペシャル

[メイン] ロック : やったー!

[メイン] GM : スペだから1だけ減少でいいでしょう

[メイン] ロック : ありがてぇ

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 48 → 47

[メイン] ロック : (1D100<=48) > 89 > 失敗

[メイン] ロック : これは誤動作です

[メイン] GM : はい

[メイン] GM : 『申告、Aは最期まで≪情熱≫でした』
 
白い文字の上に塗り潰された血文字。
弱々しく、そして真っ赤に熟れている。/

[メイン] ロック : 「……バラの花ことばか」

[メイン] ロック : 床を頼む

[メイン] GM : 床に落ちたバラのトゲ。
その中に、茎に銀色の小さな輪っかをつけた、
透明な花弁をつけたしおれた薔薇が
一輪だけ床の上に転がっていた。/

[メイン] ロック : ふむ

[メイン] ロック : 拾っても?

[メイン] GM : 拾える。

[メイン] ロック : まちがえた

[メイン] ロック : マップまたおねがいします……

[メイン] GM : はい

[メイン] ロック : ありがとう……

[メイン] ロック : 次いくか

[メイン] ロック : 絵画、椅子、本棚、机、それぞれ裏には何かある?

[メイン] GM : 裏には特に無いですね

[メイン] ロック : じゃあぼちぼちダイス振らないとかな……

[メイン] GM : 真っ白です

[メイン] ロック : 絵画を洞察で確認したい

[メイン] GM : いいよ

[メイン] ロック : CCB<=90 (1D100<=90) > 66 > 成功

[メイン] GM : 白い枠に青が囲まれたコントラストが目に強く映りますね……
それ以上は特にないです

[メイン] ロック : じゃあ次本棚

[メイン] GM : 技能はご自由に

[メイン] ロック : CCB<=90 (1D100<=90) > 75 > 成功

[メイン] GM : 『花と色彩に関する関連性について』が読めそうな感じがあります

[メイン] ロック : 読んでみよう

[メイン] GM : 探索者が抜き取れば、その表紙には
次のように記載されているだろう。

[メイン] GM : 『証言、Aは語りました』

[メイン] GM : 本を開くと、最初の1ページ目に探索者の
母国語で『提示、Aはその時執筆をしていた』
と言葉が書かれている。
最初の1ページ目の右下には『0』、
次のページ(本を見開いて左側、左下)には
『1』と数字が振られており、
ページ数を意味しているとわかる。

ページをパラパラと捲ると、『5』は青、『29』は白、『30』は赤黒、
『32』は赤で紙一面塗られている。


『29』には赤文字で文章が書かれている。

『貴方は情熱的だった』
『薔薇で結婚してくださいって表して、
108本の薔薇はロマンチックで素敵ね』
『私だって、私はあなたにふさわしいわ』


『30』には白字の文章が存在する。
文字は抱え込まれたように、少し掠れている。

『貴方はあくまで私のもの』
『決して滅びることのない愛だ』


『32』には、記載途中の文章が存在する。
万年筆を落としたのだろうか。

『それは≪奇跡≫と言えた。
愛する子、授かった奇跡、ああ、よかった。
私たちの夢が叶ったのだ。
これは神の祝福と言って過言で、』

[メイン] GM :                ダ
                ァ


               ン

                ッ

               !!

[メイン] GM : ──からん、からから…

     から、…ん……

[メイン] GM : そして文を目にした直後、
探索者は本棚から発砲音を聴く。
だが音質の原因は存在せず、
その代わりに真っ白な本棚には血飛沫が
激しく飛び散っていたことだろう。
【SAN値チェック:0/1d3】

[メイン] ロック : CCB<=47 SAN うおおお (1D100<=47) > 12 > 成功

[メイン] ロック : セーフ……

[メイン] GM : 『提示、物事には意味がある』

裏表紙には淡々と書き留められているだろう。

[メイン] GM : アイデアどうぞ

[メイン] ロック : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 10 > スペシャル

[メイン] ロック : よしよしよし

[メイン] GM : 『ここでの物事は全て言葉遊びであると共に一つの事件ではないか』と思う。/

[メイン] ロック : ふむ

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 椅子に腰かけようとしたが、逡巡してからやめて、考えを巡らせる。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 机の上の銃に視線を滑らせる、さっきから何度も発砲音が響いているが……まさか?

[メイン] ロック : 銃を確認する。

[メイン] GM : 銃は先ほどと変わりない。
一回だけ、撃ち放たれたままの状態だ。

[メイン] ロック : 「既に『弾丸は放たれた』……そういうことか?」

[メイン] ロック : さっき拾ったものを調べてみよう。

[メイン] ロック : バラと銀の環。

[メイン] GM : 薔薇に銀色の輪っかが付いている。
輪っかの大きさは指が通るくらいか。

[メイン] GM : 銀色の輪っかには次のように刻まれている。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 『命名、Aは____』

[メイン] GM :

[メイン] GM : /

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : がしがしと頭を掻く、情報が穴抜けなのは何をやっても当たり前のことだが、どうにもまだ考えがまとまらない。

[メイン] ロック : 今度は椅子に腰かけ、思案してみる。

[メイン] ロック : 「薔薇全般の花言葉は「愛」「美」……」

赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」。
白いバラの花言葉は「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」。
ピンクのバラの花言葉は「しとやか」「上品」「感銘」。
青いバラの花言葉は「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」。
黄色いバラの花言葉は「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」。
赤いバラのつぼみの花言葉は「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」。
白いバラのつぼみの花言葉は「恋をするには若すぎる」「少女時代」。

「そして……バラのトゲの花言葉は「不幸中の幸い」……」

[メイン] ロック : 「……今のところ示唆された色は白、青、赤黒、黒……」

[メイン] ロック : 「黒赤色のバラの花言葉は「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」……」

[メイン] ロック : 「黒いバラの花言葉は「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」……」

[メイン] ロック : 「……確か、誰かに送る時は本数にも意味があったな」

[メイン] ロック : 「……108本は求婚する時の暗喩だ、此処は矛盾がない」

[メイン] ロック : 「……あとはページ数に対応か?」

[メイン] ロック : 恐らくは恋仲、いや、夫婦の話だ。奇跡的に授かった子が……青いバラ?

[メイン] ロック : 5本はたしか……出会いを喜ぶ本数。

[メイン] ロック : 「だけど、29本、30本、32本は……覚えがないな」

[メイン] ロック : 雑学技能で思い出してみる、それらの本数などに意味はあるか?

[メイン] GM : わかった 振れ

[メイン] ロック : CCB<=80 (1D100<=80) > 65 > 成功

[メイン] GM : 関係ない。心当たりはまったくない。

[メイン] ロック : 5も?

[メイン] GM : 5本の意味は合ってる

[メイン] ロック : 聞き方をかえるか、今回は気にしなくていい、そう考えていいか?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] ロック : わかった、ありがとう

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「……他の数字に意味がない以上、とらわれ過ぎるのは危険だ、ページ数は別の意味で考えてみよう」

[メイン] ロック : 「……筆跡がそういえば青の字だけ違った、他はどうだ?」

[メイン] ロック : 細かく確認していく。

[メイン] GM : 赤黒い字と黒い字は同じように見える。

[メイン] GM : その他は、色によって別の筆跡に思える。

[メイン] ロック : 青い字、黒い字、白い字……だったか?

[メイン] ロック : 赤もあるか。

[メイン] GM : おっと失礼

[メイン] GM : 本だけは少し違う。

[メイン] ロック : ふむ

[メイン] GM : 29Pの赤文字は壁の白文字と筆跡が一緒だし、30Pの白文字は他のとこでの赤黒い文字と筆跡が一緒だ。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] GM : 32Pの文字もそうだね。これは他のとこでの赤文字と筆跡が一緒になる。

[メイン] ロック : 「……恐らく、白文字が婚約者の女性、青文字が子供、赤黒文字が危険人物、赤が……バラを送った男性か」

[メイン] ロック : そして、多分。

[メイン] ロック : 「『申告、Aは最期まで≪情熱≫でした』」

[メイン] ロック : 最期。

[メイン] ロック : 銃声。

[メイン] ロック : そして、赤黒い何か。

[メイン] ロック : 「……悲劇の話か」

[メイン] ロック : 早合点は危険だ。

[メイン] ロック : 人間は、答えを知りたがるのではない。

[メイン] ロック : 信じたがるのだ。

[メイン] ロック : 『それが答え』と信じた人間は、『ほかの答え』を疑わなくなる。

[メイン] ロック : ……恐らく、今自分はそうなりかけている。

[メイン] ロック : 「……もう一度、部屋を良く調べてみよう」

[メイン] ロック : まだ新情報がないか、丁寧に部屋を探索し直す。

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : この部屋にあってあなたがまだ調べていないものがある。

[メイン] ロック : それは何だろう?

[メイン] GM : あなたです。

[メイン] ロック : 面白い。

[メイン] ロック : 調べよう。

[メイン] GM : 探索者は考えるだろう。
探索者はここに何故連れて来られたのか
考えるが思い当たることはない。
──少なからず、選ばれた理由は偶然、
としか言えないのだろう。

[メイン] GM : また、思い出せることとしては、
少なからず探索者は睡眠のために寝床へ
入っていたことは覚えている。
となると、此処は夢か何かだろうか。

[メイン] GM : 探索者は続けて自身を確認するだろう。
荷物は持っていない。
あるのは確かな身体と、意識と…

[メイン] GM : いいや、探索者が服の上からポケットに
触れると何か硬いものがあった。/

[メイン] ロック : 「……灯台下暗し、いいや、違う」

[メイン] ロック : ポケットに、指を伸ばして。

[メイン] ロック : 「我思う故に我在り。だが、俺は……俺を思いはしなかった」

[メイン] ロック : 苦笑する。

[メイン] ロック : 「こんな状況では自分を信じる方がどうかしている、そういうことか」

[メイン] ロック : いい勉強になった、そう呟いて、ポケットの中身を確認する。

[メイン] GM : それは鋭利な刃だった。
刃といっても小さなもので、
何か物を切ると言うよりは、刻むことに
向いていそうだと探索者は感じた。

[メイン] GM : 刃の側面にはこのような文字がある。

『解答、Aを求めるのにペンが必要だろう』

[メイン] GM : これで何かを解けということだろうか。/

[メイン] ロック : 「……カッティングナイフか」

[メイン] ロック : いや、違う、刻むナイフ……じゃあこれは?

[メイン] ロック : 「……絵にでも刻印しろってことか? それとも……」

[メイン] ロック : 「!」

[メイン] ロック : 指輪を見る。

[メイン] ロック : 「……そういうことか」

[メイン] ロック : 確かに、これに何かを書き込むなら、万年筆なんかじゃあ不足する。

[メイン] ロック : これに

[メイン] ロック : 『刻む』なら

[メイン] ロック : 「……これじゃないとって、ことか」

[メイン] ロック : 解答権は得た。

[メイン] ロック : だが、解答欄を埋めるのは……まだ考える必要がある。

[メイン] ロック : 「大筋はわかったとおもう、だけど、『分かったつもり』でしかないかもしれない」

[メイン] ロック : 「……己を疑え、そうさっき学んだばかりだしな」

[メイン] ロック : そう、静かに笑った。

[メイン] ロック : なら、調べてみるか。

[メイン] ロック : 「俺は誰だ?」

[メイン] ロック : 調べたい、俺の名は?

[メイン] GM : なるほど。

[メイン] GM : そうだね……あなたはロックだよ。

[メイン] ロック : 本当に?

[メイン] ロック : 探索者は自分でありながら
自分ではないような感情の起伏を覚えた

[メイン] ロック : 俺の中に……Aは重なったりしてはいないか?

[メイン] GM : ほう……

[メイン] GM : なるほどね

[メイン] GM : その可能性は一切否定できない。

[メイン] ロック : なら、俺は俺に問おう。

[メイン] ロック : 「質問、命名すべきAは?」

[メイン] ロック : A、お前の意図はわからない。だが、もし俺に何かをして欲しいというのなら。

[メイン] ロック : 俺もお前と同じ『当事者』になろう。

[メイン] ロック : 『他人事』の『悲劇』だなんて思わない。

[メイン] ロック : これは、俺とお前の。

[メイン] ロック : ……俺達の『物語』だ。

[メイン] ロック : ずっと、視線を感じている。誰かに見られている。

[メイン] ロック : 解答に興味を持たれている。

[メイン] ロック : だが、俺はもう。

[メイン] ロック : 「一人とは……思わない」

[メイン] ロック : 聞かせてくれ、A。

[メイン] ロック : 俺はお前に何と命名すればいい?

[メイン] GM : ……

[メイン] GM : 答えは返ってこない……

[メイン] GM : が、直感はできる。

[メイン] ロック : にやりと、笑う。

[メイン] ロック : 「それで十分だ、A」

[メイン] GM : Aとは”赤いバラ”である。もしくは、一連の物語の中の”父親”である。

[メイン] GM : あなたはそれを確信した。

[メイン] ロック : 違うな。

[メイン] ロック : 「A、俺はそんな代名詞でお前を語るつもりはない」

[メイン] ロック : 「俺はロック。俺の名は何かの代名詞なんかじゃない」

[メイン] ロック : 「俺の名前は、俺だけの名前だ」

[メイン] ロック : にやりと、笑う。

[メイン] ロック : 虚空に向けて。いいや、違う。

[メイン] ロック : そこに居ると信じているAに向けて。

[メイン] ロック : 「俺は名乗ったんだ」

[メイン] ロック : 「お前も名乗れよ」

[メイン] ロック : 「命名ってのは……大事なことだろ?」

[メイン] ロック : そう、青い絵画を見て。

[メイン] ロック : 静かに、笑った。

[メイン] GM : ……

[メイン] GM : この事件に……実体は無い。

[メイン] GM : 故に、あなたの語りかけるものには一人の人間として名乗るべき名もまた無い。

[メイン] GM : 故に、本来あなたが行うべきものなのだ。その、Aに対する命名を。

[メイン] ロック : フッと笑う。

[メイン] ロック : いいや、俺は信じない。

[メイン] ロック : CCB<=47 SAN (1D100<=47) > 48 > 失敗

[メイン] ロック : 1d20 (1D20) > 17

[メイン] ロック : 不定の狂気に陥り、幻覚を見る

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 47 → 30

[メイン] GM : 許可する

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 幻覚は、見ている当事者にとっては現実と非現実の区別などつかない。

[メイン] ロック : 今はつけるつもりもない。

[メイン] ロック : この事件の当事者はもうそこに居る。

[メイン] ロック : 俺にとってはそれは間違いのない事実で、疑う必要もない。

[メイン] ロック : 何故なら、ここには。

[メイン] ロック : 「俺とアンタしかいないんだ」

[メイン] ロック : 「なぁ、A」

[メイン] ロック : 「名前を聞かせてくれ」

[メイン] :  

[メイン] : そこに居る男は、赤い男……父親になった男は。

[メイン] : 確かに、語った。

[メイン] : その名を、ロックにむかって。

[メイン] : 「*****」

[メイン] : それは、ロックにしか聞こえない声だった。

[メイン] : 当然だ、この部屋にはロックとAしかいない。

[メイン] : なら、それは『当事者』にわかれば。

[メイン] :  

[メイン] ロック : 「……十分だよな」

[メイン] ロック : 小さく笑って、ロックは銀の指輪を手に取って。

[メイン] ロック : 「命名、Aは――」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] GM :

[メイン] GM : それが貴方の答えであるAだ。

[メイン] GM : ずっと貴方と共にいた。

[メイン] GM : Aとは、貴方が答えた存在であり、
そしてAの存在は今、貴方と等しい。

[メイン] GM : 今、貴方はAその者であるはずだ。

[メイン] GM : Aたる貴方の答えた解答に、更に問おう。

[メイン] GM : さあ、そのリボルバーを握りたまえ。
構えたまえ。そして解答せよ。
貴方が何をしたいかを開示せよ。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 『宣言、Aは___を_____』

[メイン] GM :

[メイン] ロック : 笑って、銃を手に取り。

[メイン] ロック : 「Aは奪うに飽き足らなかった……だったか?」

[メイン] ロック : 『そんなことないもん』

[メイン] ロック : 肩を大袈裟にすくめてみせて。

[メイン] ロック : 「そうだよな」

[メイン] ロック : 銃の弾倉を回して、躊躇いなく。

[メイン] ロック : 中に入っている弾丸を全て床に転がす。本当に入っているのか?

[メイン] ロック : そんな事は重要じゃない。

[メイン] ロック : 俺にとってはあろうがなかろうが、「こんなものの中身は必要ない」、それだけのことだ。

[メイン] ロック : 「宣言、Aは『家族』を『幸せ』にする」

[メイン] ロック : 「家族の幸福に、こんなものは必要ない」

[メイン] ロック : 「――違うか? A」

[メイン] GM : 違わない。

[メイン] ロック : また、静かに笑みを浮かべて。

[メイン] ロック : 「――だよな」

[メイン] GM :

[メイン] GM : ──からん、からから…

     から、…ん……

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : 探索者が目を覚ますと、そこはいつもの探索者が過ごしている日常である。どこにもあの白い部屋は存在していない。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 笑みを浮かべたまま、目を覚ます。これも何度目か。

[メイン] ロック : まぁ、重要なことじゃない。

[メイン] ロック : 今、大事なことは。

[メイン] ロック : 「……とりあえず」

[メイン] ロック : ベランダを開け放ち、テーブルの上にあるそれを手に取って。

[メイン] ロック : 「一服だな」

[メイン] ロック : 煙草に、火をつけた。

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] GM : 『命名、A。』

[メイン] GM :